通信制高校の最大の特徴は『自分で勉強の計画を立てて進めていく』ということでしょう。自由度が高い分、人によってはメリットにもデメリットとなってしまいます。
自由度の高さがデメリットになる理由
全日制や定時制の高校は、学校で授業を受けて試験さえ通過すれば高校を卒業できます。
単位制を採用している通信制高校では、自宅で勉強を進めていくのが基本です。1か月に1~4回程度のスクーリングがあるのみで、レポートも自分から進んで書かなければいけません。
サボろうと思えばいくらでもサボれるため、1か月に1度のスクーリングの直前に宿題が山ほど溜まってしまいます。自分で学習に取り組むことができずに何年も在学してしまう生徒が珍しくありません。
(通信教育でも短期間だけ教室で授業を受けます。これをスクーリングといいます。)
最近はこのデメリットを解消するために、週に5日スクーリングを実施している通信制高校もあります。自由度の高さがデメリットとなってしまうなら、スクーリング回数の多い通信制高校を選ぶと良いでしょう。
自由度の高さはメリットにもなる
社会人コースで学習していたり、卒業後に「大学に行きたい」「専門学校で○○をしたい」という目標がある方にとっては、この自由度の高さはメリットといえるでしょう。
時間に優遇がきくので仕事の合間で学習をすすめられますし、全日制高校の生徒よりも大学受験のための勉強時間を確保しやすいです。