人間関係があわなくて今の高校を辞めたいとき、選択肢の一つとして考えられるのが通信制高校への編入ですよね。
ここでは、通信制高校の編入試験について説明します。
通信制高校の編入試験は何をする?
通信制高校の編入試験は国語や数学などの入学試験がなく、書類選考・面接・作文が一般的です。面接では「なぜ通信制高校への編入を考えたのか」「在学中にやりたいこと」などを聞かれます。
一部の地域では英語・国語・数学の3科目の学力テストが実施されたり、面接だけという地域もあります。
学力に不安がある人も入学しやすいので心配はいりません。
編入に必要な書類は?
入学願書や住民票の他に「成績証明書」と「単位取得証明書」が必要です。
全日制高校を中退して通信制に編入する場合、全日制で取得した単位のほとんどが通信制で認定されます。そのために必要なのがこの2つの書類です。
どちらも以前在籍していた高校に申請して入手する必要があります。
事務室や受付へ行けば、即日~1週間で発行してもらえます。わたしが在籍していた高校では即日発行でした。
なお、学校ごとによって異なりますから、パンフレットを取り寄せて「募集要項」を確認してください。
転入と編入の違い
転入とは、『まだ高校に在籍している人が、別の学校に入学すること』です。転校とほぼ同じ意味です。高校1年まで全日制の学校に在籍し、高校2年から通信制高校で勉強すれば同級生と同じタイミングで高校を卒業することになります。
編入とは、『すでに高校を中退した人が、別の学校に入学すること』です。以前在籍していた高校で取得したものが卒業に必要な単位として認められることが多いです。 基本的には通算3年で卒業はできません。
高校1年の3月に中退が決まった場合、4月から通信制高校に入学すれば2年間で卒業できる可能性が高いです。