不登校が原因で留年が決定する高校生は少なくありません。
留年が決定した後の進路としては下記の5つがあります。
- 通信制高校へ転校する
- 定時制高校へ転校する
- 高卒認定試験を受ける
- 他の全日制高校へ転校するor留年する
- 仕事を見つける
大学や専門学校への進学を考えているなら、通信制高校や高卒認定試験が有力候補です。実際に、ほとんどの人がどちらかを選択しています。
通信制高校へ転校する
おそらく最有力候補になるのが通信制高校です。
通信制高校というと自宅学習ばかりというイメージを持つ人も多いですが、多くの通信制高校で週1から週5のスクーリング(通学)があります。
通信制高校へ編入する場合、以前通っていた高校で取得した単位を引き継げます。高校1年や高校2年で中退した人も、すぐに通信制高校へ編入すれば同級生と同じタイミングで高校を卒業できる可能性が高いです。
定時制高校
定時制高校は4年で卒業するところと3年で卒業するところがあります。定時制高校は夕方・夜間に授業を行うイメージが強いですが、昼間に授業を行っている学校もあります。
3年制の学校は昼間中心で授業を行ったり、土曜授業や夏季冬季に集中して授業を行うことで、3年分の単位を取得します。
4年制の学校は、平日の夜間のみ授業を行っています。
高卒認定試験を受ける
通信制高校と並んで有力候補になるかと思います。
通信制高校や定時制高校に通いながら高卒認定試験を受けることも可能です。高校で取得した単位があれば高卒認定試験の科目が一部免除されるという大きなメリットがあります。
全日制高校へ転校するor留年する
この2つの選択肢はレアケースです。全日制高校への転校は引越しなどの例外を除くと受け入れてくれる学校が少ないですし、留年して今の学校へ残っても良い結果になることは少ないです。
特に、不登校が原因の留年は絶対に避けるべきです。留年したら不登校が治って今の学校に行くかといったら、そんなことはありません。
大学へ進むなら高卒認定試験を受けた方が良いですし、単位制高校や通信制高校へ進めば3年で卒業できる可能性が高いのです。わざわざリスクの高い選択肢を選ぶ必要はないでしょう。