現在、高校を中退する人は年間5万人以上います。自主的に辞める人もいますが、色々な原因があって高校を辞めることになった人も多いです。
- 授業に追いつけなくなってしまった
- 周囲の友人から孤立してしまった
- なんらかの悩みを抱えて学校に通えなくなってしまった(不登校になった)
高校中退したらどうすれば良いのでしょうか?中退したその後の進路について考えてみましょう。
高校中退後の進路は?
高校を中退した人は、次の3通りのどれかに進むことが多いです。
- アルバイトをする
- 通信制高校へ編入(転校)する
- 高卒認定試験を受けて、専門学校や大学へ進学する
1. アルバイトをする
高校を中退した後は、とりあえずアルバイトを見つけてフリーターになる人が多いです。私としても、アルバイトをしてみるのはお勧めです。自分で働いてお金を稼ぐのは結構楽しいですよ。
高校を中退すると、最終学歴が高校中退(or中卒)なりますが、アルバイトなら学歴は問題になりません。
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厚生労働省の統計によると、中卒で働いている人の3年定着率は約4割です。3年以内に6割が辞めているということは、よい職場が見つかる可能性が低いということです。高校中退した人が正社員として働こうとしても、書類段階で断られることが多いです。
2.通信制高校に通う(編入or転校)
高卒資格を取ってから就職したり、専門学校や大学への進学を考えているなら、通信制高校や高卒認定試験という選択肢があります。
通信制高校には「学年」という考え方がありませんから、必要な単位を取れば高校を卒業できます。
以前通っていた学校の単位を引き継げるので、高校1年の3月まで全日制高校に通い、翌月(4月)から通信制高校へ編入すれば、同級生と同じ時期に高校を卒業できることも多いです。
編入と転校の違い
・高校をやめないで変わるのが転校(転入学)
・高校をやめた後に再入学するのが編入学
3. 高卒認定試験を受ける(専門学校や大学へ進学する)
高卒認定資格とは、『高校を卒業した人と同じくらいの学力がある』と国から認定された資格のことです。
大学・短大・専門学校の受験資格を得られ、高卒資格が必要な公務員試験や資格試験も受けられます。
通信制高校に通いながら高卒認定試験を受けることも可能
高卒認定試験も、中退した学校の単位や通信制高校の単位を引き継いで、試験の免除を受けることができます。
通信制高校に通いながら高卒認定試験を受けることで、複数の試験を免除されて高卒認定資格を得ることもできます。
1人で試験勉強をするのが難しそうなら、高卒認定試験を目指せる『高卒認定予備校』を利用するのも一つの手です。
高卒認定予備校は全国にいくつもありますが、ズバット通信制高校比較では、高卒認定予備校の資料を無料で請求することができます。
高校を辞めた後の進路はものすごく沢山あります
高校を辞めたからってお先真っ暗ではないですよ。進路はいくらでもあります。
高校中退したって大学へ進めば最終学歴は大卒になりますから、就職活動時にも問題とはなりません。
だいたい、高校卒業した18歳と高校中退した18歳に能力の差なんてほとんどないのです。(※どこの高校の生徒かによる能力の差が大きいです)
今からちょっと頑張れば挽回できます。大学も専門学校も就職先も選びたい放題です。